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    3、悲しみの言葉 30例



●悲しみの言葉の要点
(1)故人を失った悲しみの大きさ、驚き、未だに信じられない気持ちを表明します。
(2)前途有望な部下、後輩に先立たれた悲しみ、会社内で重要な地位を占めていた上司を失った悲しみを述べます。
(3)事故死の場合には悲惨な状況には触れません。

文例

■御令室様には、かねて御加療中と仄聞いたしており、一日も早くの回復を祈念しておりました。しかし、薬石効なく長逝されたとの報に接し、運命のいたずらに、ただ落涙するばかりでございます
■○○君、君にはわかるまい、このたびの突然の死が、ご家族のみならず当社にとってもどれだけ大きな悲しみを誘うものであるのか
■ご家族の手厚い看護の甲斐もなく、ご逝去されましたことは、まことに痛恨のきわみであります
■まだ○○歳の○○さん。こんなに若い生命を交通事故で失ってしまうとは。ただただ世の中の無常をうらむのみでございます
■巨星墜つるがごとき○○先生の終焉を目のあたりに見て、私どもの心は大きな衝撃を受け、悲しみに閉ざされています
■君の突然の訃報に、大いなる指針を失った悲しみに暮れる者に少なくないのも、無理からぬことである。かく言う私もまた、一人愕然たる思いに耽る者である
■もはや、○○先生の勇姿を見ることは出来ず、その円満なる議長ぶり、雄弁を聞くことも出来ず、我々は誠に寂寥を感じ、哀悼にたえません
■このたび忽爾(こつじ)に○○氏の訃報に接し、もはや2度と謦咳を接するを得ないとは、誠に痛恨のいたりでございます(※忽爾=たちまち、気に止めないでいたら)
■○○業界の業界の重大な岐路にたたされたこの時にあって、先覚者ともいうべき○○氏を失ったことは、誠に惜しみても余りある痛恨の極みであります
■○○会長の如き人物を失うことは、○○社の成長を期すべき多難の時に当たって、まことに痛恨の至りであります
■○○翁の突然のご逝去は暗夜に灯を失ったようなもので、ただ驚きと寂しさを感ずるばかりであります
■今此所に、○○社長の逝去に立会い、かけがえのない柱石を失った思いに、寂寞の感を禁じ得ません
■○○社長との思い出が、万感こもごも胸にせまり、惜別の情を禁じ得ません
■当社が成長産業として、今後益々その発展が期せられている今日、○○専務のご逝去は、当社のみならず業界にとっても残念至極なことでございます
■御逝去は、あまりにも不意のことであり、われわれ一同に大きな衝撃を与えました。さらにまた父とも師とも仰ぐあなたを失ったことは、一人わが○○宗のみならず、国家社会にとっても、たとえようもない痛恨事であります
■なぜ○○氏が突然病魔に侵され、志半ばにして逝ってしまわなければならなかったのでしょうか
■悲しいかな、慈父に別るる思いでいっぱいです。今われわれは偉大なる指導者を失い、再び親しく教えを乞うすべもありません
■業界関係各位のご愁傷はもとより、我々まことに痛惜哀悼の極みで言うべき言葉を知らず、転々断腸の思いであります
■○○翁が不慮の災禍のため急逝したとの報に接し、私どもは慟哭するとともに、感涙の情、おくあたわざるものがあります
■花が好きだった君が、この庭園の白菊の如く散ってしまった。誠に痛恨の極みである
■私達の胸は、悲しい思いで今にも張り裂けそうです
■悲しみの名残は永久に尽きることがありません
■○○さん、こんな切ない別れは本当に耐えられない
■かけがえのない先生を失い、皆悲しみに言葉もありません
■まさに頼りになる親父を失った思いです
■なんたる無情でしょう。天は惨酷にも○○さんを不帰の人にしてしまった
■いまさらながら生前の元気な君を偲び、私どもはお別れに涙するばかりです
■僕たちは信頼していた大樹を失い悲嘆にくれております
■今私たち○○年卒業の教え子は、声をあげて泣かずにはいられない気持ちです
■病院で一生懸命、悪い神様と戦っていたのね。○○ちゃん、苦しかったでしょう

 


葬儀のしきたり
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